「みみずの戯言」 ? − 大先輩の大恩人が使用されていた落款の継承です !

 辞典によると、ミミズとは環形動物門の貧毛綱に分類される貧毛類の総称で釣り餌や生薬として用いられ種類も多いと記載されています、がどう見ても美からは最も遠い存在かな。
 地表の土と湿気の有るところ到る所に生息しているようで知らない人はいないと思うが泣き声を聞いた人もいないだろう、実際に声か超音波を発するのかどうか。
 しかし、無類の働き者の耕作者で畑土の通気性を良くしカリや窒素の豊富な糞の肥料を与え地質を著しく改善する事は知られており、とても有益な生き物なのです。
 また、生命力もたくましく、雌雄同体であり、二つにちぎれても各々が再生し2匹のミミズに成る事も小学校の実験で確認された人は多いでしょう。
 こんなミミズになぞらえて自己の意見をその聞こえもしない泣き声宜しく「みみずの戯言」と抽象化して落款変わりに用いた物です。
 本来は表記に示すように、今は軽井沢の別荘で仙人のように生きる悠々自適の御仁が若き時より表されていたとの事ですが御高齢にて、この度私が継承借用する事になった次第です。
 ミミズの信念地球を貫くの心意気と言うといささかオーバーですが、聞こえぬ声に耳を澄ませ、理解せずとも、自然と人類の進化と調和の為に自らの意志で思考される事、切に希望するものなり。 「みみずの戯言」



提供:「貴方の美しき未来世界」ダイスケ